けんちゃんのゼロから始める新・鮨バー(閉業しました)

寿司屋の修行なしに開業した26歳の成長日記(30歳になりました!)

TENET-978記事目

こんばんは。


今日は最近観た映画TENETについてです。昨年、日本に2台しかない大阪万博記念公園の巨大画面のIMAXで観た後、比較のために普通の映画館で観て、3回目パソコンで観た次の日の昨日4回目を携帯の画面で観ました。大阪と池袋にしかない本当の IMAX は物凄い大画面で映画なのに(と言うのも変ですが)、ほぼ正方形なのでは?と思うぐらい縦幅がある画面で、一般的な横長のスクリーンでは映らない部分がたくさん見えるそうです。音響なんかも色々とレベルが高いようで、映画の料金も4000円ぐらいしたように記憶しています。

 

そんな価格でも観る価値があるなと思えるほどのド迫力でした。そして普通の映画館、PC、スマホと小さい画面にサイズダウンしていったわけですが、映画だけに限らないかもしれませんがやはりコンテンツだけでなく環境やいろいろな経験のデザインが大事だなと思わずにはいられませんでした。

 

パソコンやスマホは映画館に比べて音響は乏しく画面サイズは小さなものになります。ですが小さい画面だからこそ大画面の時に見落としていたことに気づいたりもしました。細かい色使いひとつで、ものすごく普通のカットがとんでもなくかっこよく見える。不思議ですがそういうものなんだと思います。逆に IMAX なんかは自分自身が映画の中にいるような、包み込まれる感じがありました。それぞれやはり良い点悪い点があるのかもしれません。

 

そう考えると「ミシュランガイドは味だけを基準に評価している」というのはかなり怪しいと思わざるを得なくて、雰囲気や空間などが影響しないわけがないし、むしろそこを意識していないお店を評価してしまうというのは如何なものか、とも思えてきました。コンテンツは当然大事なのですが、それをどうデザインするかでコンテンツの価値が全く変わるように思います。


すべては体験であって、何故その場所で何故その表現方法で何故この音を使ってというように全てをしっかり組み立てていかなければ最終的に良いものとはならないのかな、と少しずつですがデザインを仕事にしながらあれこれ考えるようになりました。


物事は見立てによってどういう風にでもそれっぽくなるからこそ、自分の選択などについて自信を持って表せるように隅々まで自分のモノにしていく必要がありそうです。


ところで内容に関してですが、4回も観てるだけあって難解なシーンも全て説明できるようになった、というわけではなくやっぱり考えると難しい部分も少し残っていたりします。でもセリフにもありましたが、理解しようとしてもだめで直感でこなしていく、そんなことなのかなと。そしてwhat's happened happened の通りで起こったことが現実なんだという今まさに目の前で見たことを信じる強さが大事なんだと受け取りました。


多次元世界、パラレルワールドやタイムトラベル、そして逆行など、考えてもなかなか答えが見えないような、つまりタラレバや机上の論理を並べるのではなく、目の前で起きている物こそに向き合おうということです。そしてそれだからこそ縁を大切にしなければならないし(ニールのリュックに5円玉もついてましたね)、また起きたことが全て必然なんだとも思えてしまいます。そして何故このタイミングでここに自分がいるのか、ということを考えるきっかけにもなったりしました。


あと、余談ですがこの映画って様々な部分に日本的な要素を感じました。特に奈良県の世界観、例えば東大寺大仏殿をどこか回転扉のあたりから感じたり。街にふつうに鹿が歩いている共同体的な感覚や大仏様という絶対的な存在がまさにプロタゴニスト的な感覚だったり。


なんていうかあまりにも奈良県的な要素を感じすぎて、きっとノーラン監督は奈良に来ていろいろ着想を得たんだな、ふむふむと決めつけていたりしました。


そしてここから無理やり締めに入りますが、スターウォーズのジョージ・ルーカス監督の名言に私の宇宙では音が出るんだよと言ったように、TENETは映画を通じて、what's happened , happened ということを伝えたいのかもしれません。


生きる上で決めつけるということはとても大切な気がします。人間の武器なのかもしれません。きっとかつて出アフリカをした我々の先祖のようなアプローチがこれから新たな道を切り開くきっかけになるんじゃないかと。そして計算可能な枠内のことはAIに任せて、枠の外に飛び出るためのおまじないとも言えそうです。


なんともよくわからない記事ですが色々と考えた映画鑑賞でした。この映画を観た方とは語り合いたくなりますよね…!語り合いましょう!


他にも最近見て素晴らしく感じたアイアンマン、特にアイアンマン1についてもまた書きたいと思います!


それでは。