けんちゃんのゼロから始める新・鮨バー

寿司屋の修行なしに開業した26歳の成長日記

料理人にとって、成功とはなんだろうか。

こんばんは!

 

 今読んでるのはこの本!

レシピのところはいずれ読むとして、今はエッセンシャルな部分だけ読んでいます。

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料理というものについての考察や、レシピの歴史なんかも書いてあり、レシピもたくさん書いてあります。

 

 

かなりの面白い本で、最近はどこに行くにしても持ち歩いています。

 

 

その中で興味深いのは、料理人についての恐怖についての話です。

 

 

料理を作るときは、料理を失敗したらどうしよう?とか、満足してもらえなければどうしよう。

 

そんなことを考えます。

 

 

僕も寿司会をする中で、お金をいただくこともあり、前日から緊張しますし、その恐怖というのはこういう部分だなと思います。

 

 

 

その料理人が必ず抱える恐怖についての考察。

 

 

そこではまず、料理が失敗したとしたらそれはどんなことかを再定義します。

 

 

 

そこで、2つの恐怖の存在を提示します。それは、社会的欲求と自己承認。

 

まず、社会的欲求が恐怖の原因だとすれば、食事自体はあまり解決にならず、人々を招待して、上手にもてなすことが重要になります。

 

なので、気楽にユーモアを持って、ディナーにシリアルでも出せば良いということを言っています。これもユーモアなのでしょう。

 

 

ただ、難しいのがやはり2番目。

自己承認については、これは本当に厄介で、自分で、相手の深い部分を覗くことはできないのに、美味しいという言葉をあまり受け入れられずに、落ち込んだりもします。本当に美味しかったかな?とか。

 

すごく不安にかられるのです。

 

それは、周りの影響が当然あり、他のレストランと比べてしまったり、インターネット上にある写真と自分を比較してしまうところから始まります。

 

他の人の話を聞くこともそうでしょう。

 

「あなたに罪の意識を感じさせるのは、あなた自身だけ」

 

これは、著名な心理学者のアルバートエリスさんの言葉だそうです。

 

 

自分が楽しいと感じていればいいのでは?

 

 

そう言うのです。

 

そうすれば、キッチンでの失敗も学ぶことに成功したと考えることができるはずです。

 

 

僕自身、やはり失敗もよくあります。

そう言うことについて悪いなあと思うことも多いです。完璧にうまくいくなんてことは少ないです。

 

ただこれらも全て、学ぶことに成功したと考えるようにするべきなのかもしれません。

 

 

 

そして、さらにこの考え方をするのに厄介なのが、成功という言葉の定義です。

 

 

成功とは結構厄介なもので、それに対しては、ted talkの親切で優しい成功哲学と題した、アラン・ド・ボトンのスピーチを聞くように勧められています。

 

 

そこでは、成功ということについて、すごくうまく説明されています。

 

現代は能力主義の社会で、能力があれば、トップに立つことができる。そんな考え方です。つまり、その中では、ボトム、つまり下の層もいるということです。

 

 

昔のイギリスでは、例えば、貧乏な人たちのことを、運の悪い人、神様のご加護に授かることができてない人と表現しました。

 

 

でも、今の、特にアメリカなどでは、そのような人々のことを敗者と呼びます。おそらく日本もそうではないでしょうか。

 

 

前者は社会を構成する人を全体で捉えるのに対して、後者はすごく個人主義で、トップにいる人は敗者を下に見ます。

 

 

このような社会では自殺率が高くなるという統計もあります。

 

 

これは、別の話かもしれませんが、このような社会では、成功をしようと思っても、あらゆる分野で成功することは不可能で、結局周りにいる人と比べて、妬むことになります。

 

 

例えば、ワークライフバランスという言葉。決して、両方において、うまくいくなんてことはなく、バランスを取れば、またそれはそれで、足りないということになります。

 

 

つまり、ここで問題なのは、周りの影響で、友達や同僚、または、広告や宣伝。そう言ったものに影響を受け、考え方を変えコントロールされることです。

 

 

信頼される仕事と言われれば、それを目指す人が増えるし、良い父親とか良い母親とか、そういうものも、多くは周りの影響によって作られている可能性があるということです。

 

 

なので、ここでの解決策というのは、自分自身のためにしているか?ということです。

 

 

夢や目標の発案者が本当に自分なのかどうか。これを考えなければ成功をすることはできません。また、成功というのは、自分自身の中に決めるものであり、他者や周りの影響によるものではないということです。

 

 

もっとも不幸なことは人生という旅路の最後に、間違っていたと気づくことです。

 

 

スティーブジョブズは死の直前に家族と多くの時間を過ごさなかったことを後悔したそうです。

彼にとって重要なのは、アイフォンを死ぬ気で作ることではなく、家族と遊ぶことだったのかもしれません。

 

 

周りの影響、尊敬される、そういうことを目標にしては決して成功はしないということを提示しているんだと思いました。

 

 

今一度、自分自身がやりたいことを明確にする必要がありそうです。

 

マインドセットさえ完了すれば、やりたいことをやりたいようにできるはずです。

 

それが、最も幸せへの近道であり、成功なんだと思います。料理人の恐怖というものは当然ありますが、根幹の部分はぶらさずに。何かに迷ったらまたこの本を手に取りたいと思います。

 

 

ミシュランやお金を目標にしては、料理人としての成功はありえないということですね。

 

それでは!