けんちゃんのゼロから始める新・鮨バー

寿司屋の修行なしに開業した26歳の成長日記

「火花」ー青春18切符読書の旅 1

こんばんは!

今愛知へ向かってます!
お店の予約の関係で、少し実家に3日間ほど戻ります。

初めて青春18切符を買ったので、5回も乗り放題。これめっちゃお得だなあと思います。

旅をする時って交通費と宿泊費がバカにならないわけですが、これ使えば1日2370円で乗り放題。これはすっごくお得。

特に時間持ちの僕としては。

ヒッチハイクもおもろかったですが、読みたい本も溜まっていたりで、こうして、鈍行列車の旅も景色見ながらいい感じ。

また途中で列車降りても良いわけですから、1時間だけ滞在とかもありですねえ。

思わぬ発見とかまたありそうです!

いざとなったら奥の手のヒッチハイクもあるので、あんまり終電とかも気にせず、楽しんでみようと思います!

でもなんで、学生のうちにこういうものを使わなかったんだろうって思うと、やっぱり実際に使ってみるって大事だなあとか思ったりもしました。

さて、本題ですが、青春18切符読書日記ということで、青春18切符を使って移動した時に一冊本を読むことにして、その感想なんかを書きたいなと思ってます!

とりあえず、5回シリーズ(^○^)

読書感想文とか、小学生以来書いたこともないわけで、難しいですねえ。

今回は芸人の又吉さんの作品、「火花」。
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この本、小説なんですが、蛍光ペンを持って読みたくなる本。
徳永という芸人と、神谷さんという先輩芸人の漫才に対する議論が何か人生、生き方に対する議論になっていて、思わずメモしながら読んでしまいます。

すごく、屈折していて、言語化するのがとても難しい「感情」をうまく表現していて、さすがだな!と思わずにはいられませんでした。

例えば、
「ピエロが夏場に本当は暑いからこんな格好はしたくない。と思っていた場合、これは自分自身の模倣になってしまうと思うねん。自分とはこうあるべきやと思って、その規範に基づいて生きてる奴って、結局は自分のモノマネやってもうてんねんやろ?だから俺はキャラっていうのに抵抗があんねん。」

すっごく分かりやすいし、グサッと突かれるような気分。

他にも例えば、批判する人に対して、一度で良いから、舞台に上がってみてほしいと伝えるシーンで、
「世界の景色が一変することを体感してほしいのだ。自分が考えたことで誰も笑わない恐怖を、自分で考えたことで誰かが笑う喜びを経験してほしいのだ。」
と。

最後にこの本に書かれている部分。
「生きている限り、バッドエンドはない。僕達はまだ途中だ。これから続きをやるのだ。」

ここに集約されている。
この言葉を伝えるためのストーリーなんだと思いました。

この世の中では、いろんなことが理由で、自分を演じ始めてしまうことってあると思うんです。「期待に応えたい。」とか「誰かのために。」とか、そういうことって、結局、自分を演じ始めてしまっているセリフ。
だから、こういう言葉が出ている時、全身全霊本当の意味で生きるのは難しくなってるんじゃないかなあと感じさせられます。

そして、批判をする側にまわる人も同様である。漫才師の話だから、舞台に上がってほしいということを言っていますが、それはあらゆることに言えることで、人間1人では生きていけないわけですから、やりたいことを全力でぶつけろってことなんだと思います。

それは、友達に考えを語ることでも良いし、上司に噛み付くことでも良いし、とにかく、自分の中で納得して、批判をするようなことはするなって話。そんな暇があるなら、自分のステージに上がる。これが、全力で生きるってことなんだと思いました。そして、その先にある、苦しみ、喜びを味わってほしい。そんなことが書かれていると感じました。

それを表しているのが最後の言葉で、バッドエンドはないということ。

つまり、失敗をすることだってあるし、諦めることもある。何かをやっている途中で、飽きちゃうことだってある。もっと面白いことをみつけて、そっちに、進路変更することだってある。それを非難する人だっているけれど、隠れてはいけない。
だって、人生にバッドエンドはなくて、全てが今の自分を形成する糧になっているんだから、何をしていても、全身全霊で自分に嘘をつかずにやればきっと、幸せになれる。
そんなことが書いてあるんだと感じました。

つまり、大事なのは「姿勢」の問題。
何をしているかってことも、もしかしたら重要じゃないのかもしれない。

日々を全身全霊、力を込めて生きているのか?そういうことを自分に対してもこれから問うて生きていきたい。そんな風に思わせてくれる小説でした。

あまり涙もろくないんですが、読んでいて、涙が出そうになりました。

 

それでは!(^○^)