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けんちゃんのゼロから始める新・鮨バー

2017年夏までに名古屋での寿司屋開店を目指す、26歳が日々思うことを書いています!Twitter: kenchansushi

「手段」が「目的」に変わった時の話。本気でやりたいことをやります。寿司屋訪問記10 天寿し 福岡

「感動しました。」

食後、大将の天野さんに「どうでしたか?」と聞かれて、思わずこう言いました。

昨夜、福岡県小倉の天寿司さんに行きました。

お寿司に興味がない方もまずは食事の内容を簡単に目をお通しいただければ嬉しいです。

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大とろ。

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唯一醤油でいただきます。
口に入れた瞬間旨味が広がり、そしてトロけます。

アオリイカ

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ここからは天寿司スタイル。酢橘と塩で寿司をいただきます。上にはウニにとびっこも。見た目も美しすぎました。

車海老。

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表面だけ火が通り、まだ元気に動いてる状態で。

しめ鯖。

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軽く炙られたもの。ミョウガに昆布が美味。

あげまき。

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有明海で取れる貝。有明海のところにここ数日いたこともあり、それだけで感動。こんな美味しいものがあそこにいたんだあと。

ヒラメ。

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ヒラメは肝と一緒に。

太刀魚。

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炭火の香ばしさが半端じゃない。梅肉とともに。

マグロのヅケ。

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マグロの出汁を使って漬けたもの。ねっとりと旨味が広がり、そしてトロける。

キスの炙り。

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マグロの濃厚な味をサッパリするためのキス。柚子胡椒がまた美味。

 

お椀はサービスでお吸い物と赤出汁を両方いただきました。
お吸い物は白身のお魚の風味が広がる。

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アジ。

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厚めに歯ごたえを楽しむ。醤油ではなく、パウダーを使うことで、最後まで味わい深い。しょうがも。

真鯛のカマ。

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ぶっ倒れるぐらい上手い。ガスで炙ってから、ガス臭さを消すために炭火でもう一度香りづけ。食感、香り、旨味が半端じゃなかった。

サザエ。

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懐石の手法でオクラと合わせる。コリコリのサザエにオクラの風味、わさびは多めでツンと。美味すぎる。

赤出汁。

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味はもちろん、じゅんさいも美味。

赤ウニ。

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市場に出回らないもの。漁師さんから直送とのこと。臭いがないウニは食べたことがあるが、こんなに甘いウニは初めて。海苔の風味も最高。

穴子

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大きめの穴子も柔らかくフワフワで一口で。
女性には半分にカットし梅肉添えにも。羨ましい。。

手巻き。

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マグロと海ぶどう海ぶどうの塩分とマグロの濃厚さ。美味すぎた。。


玉子は濃厚。甘すぎずちょうど良い。

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レモンは手の臭いを取るもの。

メロンでフィニッシュ。

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大将のお話、居心地の良さも抜群。
ヒーリング系の音楽にしっかり配慮の行き渡った接客。

こんなに気持ち良いお店は初めてでした。
5席に対して、大将、アシスタントや接客を含め6名は働いている人が見えました。お茶が入れ替わるタイミングも完璧。常に気配りをしていただいているなと感じました。

暑いので、お店に入ると冷水がまず渡されたり、トイレから出れば、おしぼりを持って待ってくれている。

トイレもとても清潔にされ、お香が焚かれ、非の打ち所が全くない。

最後には次回の予約を2ヶ月後から取れるよう名前を書く。こうして、リピーターさんを大切にしていく。大将の優しい口調と、たまに毒突く笑いに、席にいる皆が癒されます

1時間半でここまで感動し、居心地が良い経験をお客様に提供する。味は当然ですが、その心意気にとにかく感動しました。


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今まで二度、ご飯を食べて気絶寸前の感動をしたことがありました。その一度が昨夜の天寿司さん。
そして、タイのバンコクで食べたGAGGANさん。

一口食べる度に幸福で満たされて、作った人とお話をして、感動を伝え、何とも居心地の良い、ずっとこのままいたいっていう空間を体験しました。

この感動はもはや、食を通じたエンターテイメントである。そう実感しました。

そして、自分もやりたい。そんなことを強く思った経験でした。

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僕は以前、寿司の専門学校に2ヶ月間、通いました。
その時は、寿司というものに全く精通していたわけではありませんでした。海外での留学などの経験から、日本食文化の最高のものという風には認識していましたが、回転寿司に行くぐらいの経験しかありませんでした。

そして、寿司学校に行った理由は、海外で生活するため。つまりタイトルにある「手段」だったわけです。

激選区の東京にいながら、ちゃんとしたお寿司屋さんにはほとんど行かなかったです。その時は、寿司のクオリティーについて、そこまで求めていなかったと思うし、本当にこれを頑張れば、好きな国で住むことができる。そんな風に思ってました。つまり行きつくところ、生活費=「お金」を稼ぐ方法を考えていた。

「お金」っていうのは、何かをするためのツールであるから、それが目的になるのはありえない。ツールのために努力するのはおかしな話である。

これに徐々に気づいたのは、タイとマレーシアで働くチャンスを得た時。

その時は特にタイのバンコクで住みたかったから、そのチャンスを得られた時にはすごくワクワクしました。

でも、冷静に考えてみると、、、

つまるところ、これでゴールなわけです。そこから何がしたいか、そんなことがありませんでした。大学に合格したらやる気がなくなり、勉強しなくなるのも同じです。「給料が良い。」とか「知名度が高い。」とかそんな環境や他人がどう思うかという部分を理由で就職をしたら、それも同じような状況になるのかもしれません。そこで「何を」したいかっていうのがない状態だったわけです。

だから、「どこ」とか、もっと言えば、「誰と」って言うのは働く一番の理由にはなってはならないということにやっと気づいたわけです。とても時間がかかりましたが。。。

僕はその時に、また不安になりました。今後どうしようか。。。


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その時はバンコクに滞在していたため、アジアNo.1レストランに今年と去年選ばれたGAGGANさんに行ってみようと思いました。毎朝キャンセル待ちの電話をかけ続けて1ヶ月。遂に予約が取れました。

緊張のあまり、30分も前に着いたことを覚えております。

そこで食べたprogressive Indian という、新しい現代料理に、気絶寸前の感動を覚えました。

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そして、一口食べるたび、笑いが止まらず、幸せな気持ちで満たされました。

「食を通じて人を感動させるエンターテイナーになりたい。」

そんな風に思い始めました。

「手段」が「目的」に変わった時でした。

「何を」するかということにフォーカスしたい。サッカーを本気でやっていた時以来。久しぶりにそんな気持ちになりました。

そうなってからは、今まで憧れていた海外には、しばらくお別れし、寿司を本気でやろうと思い始めました。「何を」が大事になると、「どこで」は本当に関係ない。

日本へ帰り、本を大量に買い、寿司の練習を続けました。明らかに以前と寿司に対する思いに差が出ました。魚屋も何度も行って、扱ったことがない魚をできるだけ買って、寿司にしました。


いつしか、「本物を食べてみたい。」

そんな風に思うようになりました。

そして、現在、貯めた所持金をできるだけ食に使うため、ヒッチハイクや友達の家にお世話になりながら、寿司屋や魚を食べられるお店を回っています。勉強の旅です。

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そして憧れの天寿司さんへ。
GAGGANさんで食べた時にシェフのGAGGANさんにも「寿司をやるなら福岡にすごい店がある。天野さんの天寿司に行きなさい。」と言われました。本でも何度も読んだことがありました。

内容は先に書いた通り。心のこもったお寿司に感動し、人生二度目の感動を覚えました。

そして、今後に向け、更なる強い決意を固めました。

「食を通じて人を感動させる。」

これに向かって全力疾走したいと思います!

同い年だけでなく、年下の後輩まで、ほとんどが社会人として、一生懸命働いている中、ダラダラとしていましたが、目標が見つかり、やっとスタートを切れそうです。

これから、どんな辛いことも楽しめそうです。なぜならハマってるから。今していることにハマってるからです。いろいろ批判も受けるかもしれませんが、ずっと貫いてきた唯一の部分。「これからも自分に正直に生きていきたいと思います!」

もう社会に出て、厳しさとか熟知している方々には、「何も分かってないやつが、なんかしてるな。」ぐらいに、子供を温かく見守る感覚で見てくれてたらと思います。

ということで、今日から東京へ!
この度唯一の長距離移動をお金を払って飛行機で!

ここまで読んでいただきありがとうございました(^○^)

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※追記
○ブログは毎日更新しております。読んでください。Twitterもしてます。id : kenchansushi
フォローお願いします!

○また、8月14日〜8月22日まで東京、そして、北陸方面→関西方面と進んでいく予定で8月末に名古屋に戻ります。

○お会いできる方、一緒に食べたり飲んだりしていただける方、また宿もないので、泊めていただけるという方、お願いします!寝袋もあります(^○^)

○あと、もう一つ!
個人的にキングコングの西野さんがすごく面白いことをしてると思っていて、色んなことを参考にしてます。18日に講演会に行くんですが、チケットが1枚余っているので、行きたい人がいたら、ぜひお声掛けください!一緒に行きましょう!

では、良い休日を。。。